ファン1,500人が選ぶback number最強人気曲トップ10
執筆・編集:常川啓介
2026年、3人組ロックバンド・back numberが自身最大規模となる初の5大スタジアムツアー『Grateful Yesterdays Tour 2026』を開催する。2004年に群馬県で結成され、Gt. Vo.の清水依与吏が「交際中の女性をバンドマンにとられた。振られた自分は彼女にとって型遅れ(バックナンバー)だから」と自嘲気味に名付けたこのバンドは、今や誰もがその歌声に自らの記憶を重ね合わせる、日本を代表する国民的バンドへと上り詰めた。
清水が紡ぐ、日常の機微を鮮やかに切り取った歌詞と、一度聴いたら離れないキャッチーなメロディー。そこにあるのは、飾らない「弱さ」や「後悔」、そして不器用なまでに真っ直ぐな「愛」だ。彼らが歌う失恋の痛みや、情けないほどの恋心は、世代を超えて多くの人々の孤独に寄り添い、凍えた心を溶かし続けてきた。
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今回、『Grateful Yesterdays Tour 2026』の開催を記念し、台湾発の音楽サブスク「KKBOX」とauの音楽サブスク「auミュージックパス」の共同企画として、「ファンが選ぶback number最強人気曲」を両サービスのユーザーを中心にアンケート調査した。
メジャーデビューから現在に至るまで、数多の楽曲の中から選ばれたのは、果たしてどの曲か。寄せられた回答には、失恋のどん底から救ってくれた感謝や、大切な人と歩んだ日々の景色、そしてライブ会場でメンバーと分かち合った熱狂など、1,500通りの愛に溢れたドラマが詰まっていた。
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本記事では、ランキングの発表に先立ち、back numberが歩んできた軌跡を紐解いていく。「有名なヒット曲ならいくつか知っている」という方にとっては、まだ見ぬ名曲たちに出会うための最高のガイドブックとして。そして長年彼らの音楽を支えとしてきたファンにとっては、共に歩んできた時間を慈しむ場となることを願っている。ドラマや映画を彩ったあの主題歌が、なぜこれほどまでに私たちの胸を締め付けるのか。その理由を知ることで、彼らの音楽はより一層、あなたの人生にとってかけがえのないものに変わるはずだ。
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それでは、不器用な心に寄り添い、誰よりも優しく響くback numberを象徴する楽曲群を、ファンの熱いエピソードと共に紐解いていこう。
誰にも言えない「独り言」を、僕らの「物語」へ──back numberの軌跡
1. ライブハウスで響き始めた、嘘のない「心の叫び」
back numberの音楽がこれほどまでに支持される理由は、その圧倒的な「無防備さ」にある。2011年のメジャーデビュー当時、彼らが鳴らしていたのは、決して格好いいヒーローの姿ではなかった。
好きな人に振り向いてもらえない惨めさ、飲み込んだままの言葉、部屋で一人後悔に暮れる夜──。自分自身の弱さや格好悪さを隠さず、泥臭く剥き出しのまま歌に乗せる清水依与吏のスタイルは、徐々に人々の心を掴んでいった。それは、きらびやかなポップソングが溢れる世間の音楽の常識を変えるような、まるで自分の日記を読み上げられているかのような、痛烈で優しい衝撃だった。
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2. 「共感」から「社会現象」へ──切なさが「国民的共感」へと変わっていく
彼らの名が全国区へと轟く決定打となったのは、2013年にリリースされた「高嶺の花子さん」だろう。手が届かない相手への妄想と葛藤を、疾走感あふれるサウンドに乗せて歌い上げたこの曲は、夏フェスの定番曲として、そしてカラオケで誰もが口ずさむ一曲として、彼らの存在を音楽シーンの中心へと押し上げた。
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勢いは止まらない。2015年に入ると、JR SKISKIのCMソングとして書き下ろされた「ヒロイン」が、真っ白な雪景色と共に日本中の胸を締め付けた。さらに同年秋には、ドラマ主題歌「クリスマスソング」が社会現象を巻き起こす。
それまでの「失恋のback number」というパブリックイメージを超え、冬の情景や恋の代名詞として、老若男女の日常に寄り添う新たなスタンダードを確立したのだ。どれほど知名度が上がり、ライブの会場規模が大きくなっても、歌われているのはどこまでも個人的で普遍的な愛の形。彼らのメロディーは、いつしか人々の暮らしに、人生に欠かせないBGMとなっていった。
3. 5大スタジアムツアーという到達点──そして、これからも続く「僕らの物語」
2026年、彼らはバンド史上最大規模となる5大スタジアムツアー『Grateful Yesterdays Tour 2026』のステージに立つ。ライブハウスの隅で震えていた小さな感情が、スタジアムを埋め尽くす数万人の大合唱へと変わった今も、メンバー3人の誠実な佇まいは変わらない。
Gt. Vo. 清水依与吏の圧倒的な歌唱力、それを支えるBa. Cho. 小島和也とDr. 栗原寿の力強くも繊細なリズム。彼らのライブは、聴き手が自分自身の思い出と答え合わせをするような、温かくも激しい空間だ。痛みを感じながらも頑張っている一人ひとりの肩をそっと抱くような、温かさに満ちている。
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これまでの彼らの活動は多くのヒット曲を生んだだけでなく、聴く人それぞれの人生に寄り添う「お守り」のような存在へとバンドを成長させた。これから発表する「ファンが選ぶ最強人気曲トップ10」は、そんな彼らとファンが積み上げてきた、揺るぎない絆の結晶だ。どの曲がランクインし、そこにはどんな個人的なドラマが託されているのか。back numberの音楽の深淵に、一歩踏み込んでみよう。
ファン1,500人が選ぶ back number 最強人気曲トップ10
10位:花束(124票)
● 自分の誕生月、誕生年にリリースされた曲でした。ありふれた恋人の会話のような歌詞でありながらも愛のある歌詞にとても胸がぎゅっとなります!自分もこのように大切な人ができたら大事にそして幸せにさせたいと思います!!(~19歳・男性・石川県)
● まだback numberさんの存在を知らなかった頃、ガラケーで主人が「この曲聴いてみて」と送ってくれたのがこの曲でした。 初めて聴いた時、まるで2度目のプロポーズみたいで、聴いていてちょっとニヤけながら、こそばゆかった思い出があります。この曲に出会ってからというもの、おはようのハグが毎日続いています。 それこそ何回だって何十回だって、です。(50~54歳・女性・東京都)
● 理想の旦那さんを描いたような曲。これくらい愛されたい。(50~54歳・女性・東京都)
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9位:幸せ(126票)
● back numberファンになったきっかけの曲。初めて「幸せ」を聴いた時、小説1冊を読み終えたような感情の変化を6分38秒という短い曲中に体感した衝撃は今でも忘れません!(25~29歳・女性・埼玉県)
● 幸せという題名なのに、まさかの悲しい歌。 「せめて今日のために切った 髪に気付いて」の「せめて」が切なすぎます。素晴らしいです。(40~44歳・男性・埼玉県)
● 15年前の中学生時代の片想いをしていたときと歌詞がリンクして懐かしく、その当時の切ない恋を思い出す。最近ライブで歌ってないのでスタジアムツアーでぜひ歌ってほしい1曲です。(40~44歳・女性・山口県)
● すごく切ない歌詞に共感しました。 好きな人が幸せならいいけど、 “私が幸せにしたいのに 私を好きになってはくれない” 切なくなる気持ちが好きです。(50~54歳・女性・愛知県)
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8位:HAPPY BIRTHDAY(136票)
● 片想いの全てを言語化してくれた曲。(25~29歳・女性・埼玉県)
● ドラマの内容と合いすぎていてこの楽曲が流れてくると何度も泣かされました。(35~39歳・女性・岐阜県)
●「何かの手違いで好きになってくれないかな」と いけない恋心を抱いていて、その時の心の中を見られた気分になった。(45~49歳・男性・千葉県)
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7位:わたがし(156票)
● メロディーが独特で好きです。 私の持っている浴衣がたまたま水色に花柄で、それを着て花火を見に行った事を思い出します。 「わたがしになりたい僕」という歌詞が、好きな人を想い、何とかして近くにいたいという気持ちが独特な表現で綴られているのが他になくて好き。(35~39歳・女性・東京都)
● 私が車の中でずっと流してたら、子どもが中学生と高校生になってカラオケで歌うようになっていて 「流して聴いてたのに意味がわかる年頃になったんだな」って感慨深い気持ちになった。(45~49歳・女性・宮崎県)
● 歌詞がかわいい!映画のワンシーンを観ている感覚になり、聴くたびドキドキときめかせてもらえる。(45~49歳・女性・徳島県)
● いかにも青春!って感じの歌詞。絶対みんな心当たりあると思う。イントロ聴いただけで、甘酸っぱい感じがするのがたまらなくいい。(55~59歳・女性・東京都)
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6位:ブルーアンバー(173票)
● 自分の気持ちが落ち込んでいるときにこの曲を聴いて泣いて、また上を向ける曲。(25~29歳・女性・熊本県)
● 人が誰しも持っている心の中を映し出しているようでとても刺さる歌詞とメロディでした。頑張りたい時に聞きます!(30~34歳・女性・埼玉県)
● “誰かの悲劇で自分の悲劇を癒して” の歌詞に鈍器で頭を殴られたような、自分でも自覚できていなかった心の一部を暴かれたような気持ちになり、心に刺さって抜けなかったです。この歌詞が大好きで脳内で常に流れてます。(30~34歳・女性・茨城県)
● 歌詞が切なすぎる!色々思いを巡らせてしまう。「綺麗よ」「ごめんね」が切ない。(35~39歳・女性・大阪府)
● マイノリティの声をこんな切なく表現できるなんて、天才だと思う。泣きました。MVも素敵。(35~39歳・女性・福島県)
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5位:ハッピーエンド(188票)
● イントロが大好き(20~24歳・女性・東京都)
● マジで泣ける名曲(20~24歳・女性・埼玉県)
● イントロから引き込まれる。 優しい人の失恋ソングというイメージがあり失恋した時には聴いてしまう。(20~24歳・男性・千葉県)
● 聴くたびに少し泣いてしまうような、切ないけどきれいな曲です。 ハッピーエンドではないような曲ですが、 これをハッピーエンド としてるところも美しいなと思います。 好きだけど身を引く「それはハッピーエンドなのか」「本当のハッピーエンドとは」と聴くたびに色々考えてしまいます。(25~29歳・女性・東京都)
● 失恋したらこれを聴け!と、世の女性に伝えたいですね。心のデトックスに最適です。(50~54歳・女性・愛知県)
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4位:ヒロイン(247票)
● サビがとにかく大好き。好きな男の子のことを想像しながら聞くと恋愛したいなって思う。(20~34歳・女性・東京都)
● 冬になると必ず聴きたくなる。好きな人への想いが一途に歌われていて、自分の大切な人を思い浮かべながら聴くのがとても好き。(35~39歳・女性・東京都)
● 「行ってみたい遠い場所で見たい夜空も 隣に描くのはいつでも」 と歌詞にいつも胸が締め付けられる。 かつての人も同じようなことを言ってくれてたなと思うと余計に。 (40~44歳・女性・神奈川県)
● 「全部君がいい」のフレーズがいい。男性目線で、このくらい彼女のことを想っているのは本当にステキ。自分の娘たちのことをこのくらい想ってくれる方と巡り会ってほしい。(50~54歳・女性・秋田県)
● 1人の女性を情熱を込めて思いやる、こんなこと自分の人生にはなくて。どこか冷めた自分ばかりだったので、すべての歌詞が心に響きました。back numberの皆様を知るきっかけを作ってくれた曲です。(55~59歳・男性・東京都)
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3位:クリスマスソング(417票)
● ボッチ同士で聴いた曲(~19歳・男性・三重県)
● NHKの『SONGS』で聴いてハマりました!歌詞と曲の素晴らしさよ!(~19歳・男性・宮崎県)
● 好きな人に告白して失敗したけど、その人がいい曲だよねって言ってくれた思い出の曲。 失敗したけど今は友達として仲良くしてます。(30~34歳・女性・高知県)
● イントロだけで あ!この曲!!って分かるくらい 好きな曲。クリスマスの時期になるとやっぱりこれだー!となる。(30~34歳・女性・宮崎県)
● この曲の主人公は回りくどいし、ひねくれたこといっぱい言うけど、本当にその子のことが大好きなんだろうなって。この曲は完全にMVで大好きになりました!(30~34歳・女性・北海道)
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2位:水平線(459票)
● カラオケの十八番。歌ってると朝日に照らされた水平線が目に見えます。(~19歳・女性・福岡県)
● コロナ禍に発表された楽曲で、当時の自分のやりきれない思いを代弁してくれた。(25~29歳・男性・大阪府)
● 「耐える理由を探しながら いくつも答えを抱えながら悩んで」のフレーズに、みんなもきっと同じ思いを抱えているんだろうなと背中を押してもらえる。(40~44歳・女性・神奈川県)
● 私はしんどくても我慢してギリギリまでさらにがんばろうとしてしまうけど、 「心は誰にも見えないのだから 見えるものより大事にするといい」 の歌詞を聴いて、いったん休もうっていつも思います。しんどいときにいつも聴く歌です。(45~49歳・女性・岐阜県)
● 喜んでいる人がいれば、悲しむ人がいる。 勝ちがあれば負けがある。そんな両極端な出来事が紙一重に、当たり前の日常に存在していることに改めて気付かされた歌でした。ハッとした気づきがありました。(45~49歳・女性・沖縄県)
● 学生時代の大切な時期にコロナ禍で青春ができなかった子供たちのことを思うと大人として本当に気の毒で…そんなときに水平線に救われた人たちはいたと思うし、私もその一人です。 老若男女、誰が聴いてもグッとくる曲です。(45~49歳・女性・兵庫県)
● コロナ禍で高校総体が中止になりました。 娘は小2からはじめたバレーボールに区切りをつける部活動の集大成の大会になるはずでした。それが中止となり途方にくれる娘の心を代弁し、寄り添い、そして背中を押してくれた大切な大切な曲です。(50~54歳・女性・宮城県)
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1位:高嶺の花子さん(518票)
● 切ない願いが綴られていて、人間関係がうまくいかない時に聴いてその度に共感し胸が締め付けられる曲です。「友達の友達」が近そうで遠い関係、っていうイメージをつけてきて、やるせなさが出てきます。(~19歳・女性・福岡県)
● 大学生の頃、友達と仲良くなるきっかけになった曲。共通の話題「back number」で友達が増えた思い出の曲。(30~34歳・女性・愛知県)
● 叶わないであろう想いを、軽快なメロディーに乗せることでしんみりしない曲。 誰もが一度は思ったことがある「何とかならないか」という焦がれる想いをそのまま歌詞にしたような、共感性の高さも好き。(35~39歳・女性・東京都)
● 先回りして空回りしている感じが、恋愛中の浮かれた感じがよく出ているなあと思います。ネガティブなのに、わがままで面白いし、男性目線ってこんなのかなあとどんどん考えたくなるところがすごいと思います!(50~54歳・女性・京都府)
● 「高嶺の花子さん」は、聴いているととてもドキドキします。何となくありがちなシチュエーションがすごくリアルで、男性女性関係なく甘酸っぱい気持ちを歌詞を曲に載せていて、切ないのに明るい曲調で悲しい気持ちにならないのがback numberさんらしさ。大好きな曲です。これからも定期的に聴き続けます。(50~54歳・女性・神奈川県)
● 高校を卒業した娘が群馬の大学に進学しました。仙台から向かう車のなかで聴いていました。それからいつも群馬への往復はこの曲が定番でした。娘が大学を卒業し5年経ちましたが、 あの時の切ない気持ちを癒してくれた思い出の1曲です。(60~64歳・女性・宮城県)
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back number “Grateful Yesterdays Tour 2026”
5月2日(土):宮城・キューアンドエースタジアムみやぎ
5月16日(土):静岡・静岡エコパスタジアム
5月17日(日):静岡・静岡エコパスタジアム
5月23日(土):大阪・ヤンマースタジアム長居
5月24日(日):大阪・ヤンマースタジアム長居
6月13日(土):神奈川・日産スタジアム
6月14日(日):神奈川・日産スタジアム
6月27日(土):熊本・熊本えがお健康スタジアム
6月28日(日):熊本・熊本えがお健康スタジアム
8月22日(土):台北・Taipei Arena
8月23日(日):台北・Taipei Arena
9月12日(土):ソウル・KINTEX Hall 9
9月13日(日):ソウル・KINTEX Hall 9
9月26日(土):香港・AsiaWorld-Expo Hall 10
9月27日(日):香港・AsiaWorld-Expo Hall 10
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