鈴木雅之デビュー45周年記念|ファン900人が選ぶ最強人気曲トップ10

2025年4月16日、鈴木雅之がデビュー45周年を記念してベストアルバム『All Time Doo Wop ! !』をリリースしました。当媒体では同リリースを祝うべく、ファン900人を対象に “鈴木雅之の最強人気曲” をアンケート調査 (※1) しました!甘くダンディーな低音と艶やかなヴェルヴェットヴォイスで時代を超えて恋心を包み込んできた鈴木雅之の名曲群からランクインするのは一体どの曲なのでしょうか。さらに、番外編として洋楽カヴァー曲の人気ランキング (※2)や、輝かしい45年の軌跡もあわせてお楽しみください。
※1 アンケート対象楽曲:ベストアルバム『All Time Doo Wop ! !』のDisc1に収録された楽曲のうち、auスマートパスプレミアムミュージック・KKBOXで配信されている19曲と、両サービスで最も聴かれている他11曲の計30曲。
※2 『All Time Doo Wop ! !』のDisc 3収録楽曲のうち、auスマートパスプレミアムミュージック・KKBOXで配信されている13曲が対象。

“ラヴソングの王様” が歩んだ愛と音楽で彩る45年の軌跡

その歩みは、1980年シャネルズとしての衝撃的なデビューから始まった。「ランナウェイ」は100万枚を超える大ヒットを記録し、黒スーツにサングラスという唯一無二のスタイルでシーンに新風を巻き起こした。「街角トワイライト」では甘いハーモニーが街に響き渡り、「め組のひと」ではダンスフロアから夏祭りまで全国を席巻。まさに時代の音楽を担う存在として一世を風靡した。


彼のヴォーカルの特徴として、力強さや甘さ、優しさなどを兼ね備えており、その魅力は女性ヴォーカルとのデュエットで最大限に発揮されると言えるだろう。姉・鈴木聖美との「ロンリー・チャップリン」や、女優・菊池桃子を迎えた「渋谷で5時」などの楽曲で、客演参加の女性ヴォーカルを包み込むような美しい歌声を響かせてきた(※3)。
※3)参照元:"かぐや様"で話題の鈴木雅之が布袋寅泰や伊原六花と夢の共演! | HOMINIS( https://hominis.media/category/musician/post5297/ )



ソロ転向後は「ガラス越しに消えた夏」「別れの街」などで、都会的で洗練されたバラードを披露。90年代にはドラマ主題歌として話題となった「もう涙はいらない」「恋人」などでヒットを連発し、次第に “ラヴソングの王様” という称号が定着していく。

94年の「違う、そうじゃない」では、ソウルフルなグルーヴとインパクトあるフレーズが話題を呼んだ。のちに時代を超えて令和世代の若者にネットミーム化されるほどの広がりを見せたのも彼の軌跡を語る上で欠かすことができない。96年には、ラッツ&スター名義で「夢で逢えたら」をカヴァー。大瀧詠一の名曲に新たな息吹を吹き込み、世代を超えて愛された。

2000年代以降もその勢いは止まらず、ゴスペラーズとの様々なコラボレーション、15年振りの菊池桃子とのデュエットなど、他アーティストとのタッグによる新展開、アニメ『かぐや様は告らせたい』の主題歌「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」「DADDY ! DADDY ! DO ! feat. 鈴木愛理」でZ世代からの注目も集め、キャリアはさらなる広がりを見せていく。

還暦を過ぎての楽曲制作においても、アーティストコラボレーションの幅を増々広げていく。音楽を通じた世代横断的な交流を象徴しているのも鈴木雅之の特徴だ。

『All Time Doo Wop ! !』に込められた現在地と未来

45周年記念盤『All Time Doo Wop ! !』には、自身のキャリアを彩ってきた名曲はもちろん、ルーツである往年の洋楽カヴァーも収録。鈴木雅之がこれまで歩んできた道、そして音楽への敬意が一枚に凝縮されている。

日本レコード大賞最優秀歌唱賞の受賞、NHK紅白歌合戦6回の出場という勲章を誇りながらも、その歌声はいまだに進化を続ける。低音からハイトーンまで自在に行き来する美しいヴォーカル、スーツ姿でスウィングする姿は、まさに “鈴木雅之の生き様”そのもの。

甘い低音とヴェルヴェットヴォイスが織りなすハーモニーは、これからもきっと、時代を超えて恋する心を照らし続けていくことだろう。
鈴木雅之 - ベストをアプリで聴く♪
Pontaパス会員なら追加料金なしで楽しめます

ファン900人が選ぶ|鈴木雅之の最強人気曲トップ10

第10位:街角トワイライト (シャネルズ) 69票


・「高校生の文化祭の時に、モノマネをして、めっちゃ盛り上がり、青春してた思い出がいっぱいで、今でもカラオケで歌うと、甘酸っぱくて密な思い出がいっぱい蘇る私にとって大定番な一曲です」(60~64歳/男性)

・「高校の文化祭で彼がシャネルズに扮して歌ってました。とっても素敵でした」(60~64歳/女性)

・「会社の忘年会で、部署のみんなと歌った思い出の曲です。仕事終わってから会議室借りて練習したんです」(55~59歳/女性)

・「心が悲しい時に聴いていました。涙流しながら聴きました。心が病んでいた時、この曲に救われました」(65~69歳/女性)

第9位:別れの街 (鈴木雅之) 132票

・「最初のメロディを聴いただけでグッとくるくらい素晴らしい曲」(40~44歳/女性)

・「ドアを開ける音、シェーカーの音… 小田さんのコーラス…。30年前と変わらず… うっとりと聴き惚れてしまいます」(50~54歳/女性)

・「小田和正さんとのタッグ。当時の鈴木さんのインタビュー記事で “男の女々しさ” というワードを出されていた記憶がありますが、力強く、艶のあるボーカルが上手く噛み合って、素直に“素敵だな”と思います」(55~59歳/男性)

・「失恋を連想させる悲しさが甦るような曲だが、また新しい恋が生まれるような、そんな気持ちにさせてくれる」(60~64歳/男性)

・「"♪きみ〜の事し〜か考えられな〜い♪” マーチンから直接言われたい」(50~54歳/女性)

第8位:ガラス越しに消えた夏 (鈴木雅之) 157票

・「この歌を聞くと自分の若い頃の夏の思い出が浮かんできて、夏の匂いがしてくるくらい思い出深い一曲」(55~59歳/女性)

・「『さよならを言えただけ 君は大人だったね』という歌詞が印象的でした。バラードの中で一番好きかも」(50~54歳/女性)

・「ソロになってから間もなくの曲だったと思う。メロディと語りかける声が印象的で何度も繰り返し聴いていた」(55~59歳/女性)

第7位:ランナウェイ (シャネルズ) 176票


・「必ず友達とカラオケに行ったら入れて、合いの手の取り合いになる最高の曲です!」(30~34歳/男性)

・「まだ子供だったあの頃、聴いたことのない、でも懐かしいようなドキドキするような気持ちがしていた。音楽番組がたくさんあり、街でも音楽が流れていた」(55~59歳/女性)

・「高校生の時、今は亡き親友が歌って踊って楽しませてくれた一曲です。この曲を聞くと、懐かしいあの頃が走馬灯のように広がります。もう一度会いたい、友の笑い顔」(55~59歳/女性)

第6位:違う、そうじゃない (鈴木雅之) (177票)


・「母と私の会話そのもの。『そうじゃない!!』の連続で、明るく笑い飛ばして頑張ろうとしていた頃に、一人で聴いて号泣しそうになりながらも励まされた曲です」(50~54歳/女性)

・「喋り言葉のように今でも日常の会話に挟んで、この曲が頭に浮かんだりします」(50~54歳/女性)

・「歌い始めのインパクトが強く、自分の意図とは違うことがあると、心の中で『違う、違う、そうじゃない』って歌えるから」(45~49歳/女性)

・「大好きだった人に言い訳をしてもらいたかったのに意地を張って別れたことを後悔しています」(55~59歳/女性)

・「最近別れてしまった女性にもう一度出逢えたらと思うときに聴きたくなる」(60~64歳/男性)

・「子供のころ家庭内で兄弟ゲンカしたとき、『違う、そうじゃない』ってグズって、親族に笑われた思い出があります。近年も子供とのやり取りで同じフレーズを口にして、はっとしました」(40~44歳/女性)
鈴木雅之 ベストをアプリで聴く♪
Pontaパス会員なら追加料金なしで楽しめます

【番外編】

ルーツへのリスペクト――鈴木雅之が愛したドゥーワップ・カヴァー曲

シャネルズ時代から一貫して鈴木雅之が愛し続けてきたジャンル、ドゥーワップ。1940 ~ 1960年にかけてアメリカで隆盛したこの音楽は、甘いコーラスとリズム感あふれるハーモニーが特徴です。彼は原曲のエッセンスを大切にしながら、自らの色を加えたカヴァーで、新たな魅力を吹き込んできました。ここでは、今回のアンケートで特に人気を集めた3曲をご紹介します。
・Good Times, Rock and Roll (鈴木雅之) 139票
原曲は Flash Cadillac & the Continental Kids(1975)。テンポもキーも原曲をほぼそのまま踏襲し、ギター&サックスのロカビリー色を残した。違いは録音クオリティと鈴木雅之の艶やかなバリトンの厚み、そしてコーラスの粒立ち。まるで70年代の空気を最新スタジオにそのまま持ち込んだような再現度の高さが魅力。
・LOVERS NEVER SAY GOOD-BYE (シャネルズ) 121票
原曲はThe Flamingos(1959)のスウィートなドゥーワップ・バラード。シャネルズ版(82年『ダンス!ダンス!ダンス!』収録)はテンポもキーも原曲を守りつつ、一部に日本語詞を差し込み、深いベース・パートで厚みを追加。80年代らしいクリアな録音がコーラスの艶を際立たせる。
・COME BACK MY LOVE (シャネルズ) 120票
原曲はThe Wrens(1955)。英語詞のまま、跳ねるリズムと転調をほぼ忠実に再現。ブラスを重ねた分厚いホーン・アタックと手拍子で50年代の高揚感をハイファイにスケールアップし、リードとコーラスの掛け合いをより立体的に聴かせている。
鈴木雅之 - 洋楽カバーをアプリで聴く♪
Pontaパス会員なら追加料金なしで楽しめます

第5位:め組のひと (ラッツ&スター) 234票


・「子どもでも覚えやすい振り付けで、サビは一度聞いたらずっと残る」(35~39歳/女性)

・「自分が小学生の頃に話題になった曲で、『めッ!』の歌詞に、夏らしく格好良さを感じた。当時CMのテーマソングに使われていて、自分が化粧に興味を持ったきっかけとなった」(45~49歳/女性)

・「大好きな部活の先輩 (後に彼氏に) が部活中に振り付けで歌っていました。ラッツと言えば『め組のひと』本当に大好きな楽曲です」(55~59歳/女性)

・「『めッ!』のところの振りを友だちとやっていました。中学校に、大森や蒲田から通っているクラスメイトがおり、『地元の有名人だよー』って言いながら、踊っていました」(55~59歳/女性)

第4位:夢で逢えたら (ラッツ&スター) 235票


・「大好きな大瀧詠一さんの楽曲で数多くのアーティストが歌っているから。今逢えなくても夢の中でひと時でも逢えたらと思うから」(60~64歳/女性)

・「片想いの人と夢で逢いたいと毎日考えていたから」(40~44歳/女性)

・「夢で会いたい人がいるから」(55~59歳/女性)

・「私の一押しです 主人には葬儀の時はこの曲を流して欲しいと頼んであります 親友を早くに亡くしておりこの曲を聴くと彼女を必ず思い出します」(60~64歳/女性)

・「今は全然見れないのですが、私が若かった頃の夢の中で自分とお付き合いしている男性といつものように会えていたからです」(45~49歳/女性)

・「夢で逢えたらいいねと若い時の思い出を懐かしく思えます」(70歳~/女性)

第3位:もう涙はいらない (鈴木雅之) 243票


・「『もう涙はいらない 僕がそばにいるから』『そんなにうつむかないで』のメロディが大好きでマーチンさんの優しく、深みのある声でささやかれたい!って思って聴いてます」(35~39歳/女性)

・「小学生の時に夏休みに再放送で『刑事貴族』を毎日見てて、この曲を知りました。いまだに覚えてます。自分の中では、この曲がザ・鈴木雅之という感じがします」(35~39歳/女性)

・「いろんな経緯を経た上で出来た新しい彼女との5回目くらいのドライブデートの曲です」(60~64歳/男性)

・「結婚して今年の10月1日で13年目になるカミさんの為に初めて歌った曲です。僕がそばにいるからの歌詞が良かったみたいで今も変わらず仲良くさせていただいています」(55~59歳/男性)

・「遠距離恋愛中の彼氏がいて、たまにしか逢えずにいました。逢いたくて泣いていた夜もあったけど、何ヶ月振りに逢えた時は、嬉しくて泣けて、『なんで泣いてるの~』って聞かれて、『もう泣かないんだ』って思ったことを、この曲を聴くと思い出します」(45~49歳/女性)

第2位:恋人 (鈴木雅之) 281票


・「昔に想いを馳せて、今は痛くもないのに、その頃が懐かしくてウルッときます」(65~69歳/女性)

・「歌詞と曲が凄く好きで、プレイリストには必ず入れる1曲です」(45~49歳/女性)

・「曲自体大好きだったのですが、メチャクチャ片想いな女性が現れてその人の事を想う気持ちをこの曲がいつも整えてくれました」(50~54歳/男性)

・「元カノの為にずっと歌い続けている十八番の曲です。今でも彼女を思い出しながら歌い続けています」(55~59歳/男性)

・「どうしても別れないといけなかった人に抱きしめてもらった記憶が蘇ります」(60~64歳/女性)

・「『想いをいま届けたい』の歌詞…初恋だった彼は事故で亡くなり、想いを伝えないまま付き合ってた感じだったので…いつも心に刺さる言葉…高松のLIVEで、一緒にステージで歌いたい」(55~59歳/女性)

第1位:ロンリー・チャップリン (鈴木聖美 with Rats & Star) 292票


・「カラオケ全盛期のバブル時代、毎晩会社の上司や同僚と飲みに行き、当たり前のようにカラオケへ流れてこの曲もよく歌った。マーチンのパートをきちんとハモれる男性が意外に少ない(笑)」(55~59歳/女性)

・「鈴木雅之と鈴木聖美のデュエットが、切なさを際立たせて感情移入できるから。自分が中学生の頃の名曲だが、歌詞の内容を理解できた時には、大人だと実感した」(45~49歳/女性)

・「子供を1人で育てていた当時、スナックでバイトしていた時にお客様とよく唄った曲です」(55~59歳/女性)

・「スナックJUJUでカバーされているのを、かなりあとから聴いて。リアルタイムでは、お姉さんの声の迫力が素敵で、カラオケでチャレンジしていました。バブル世代の思い出です」(55~59歳/女性)

・「社会人になり、スナックなるところへ先輩に連れて行ってもらって、聞いて好きになり、一所懸命練習して歌えるようになり、色んな女性とデュエットした曲」(55~59歳/男性)
鈴木雅之 - ベストをアプリで聴く♪
Pontaパス会員なら追加料金なしで楽しめます
鈴木雅之 - 洋楽カバーをアプリで聴く♪
Pontaパス会員なら追加料金なしで楽しめます
【調査概要】
調査主体:KKCompany Japan 合同会社
調査対象:鈴木雅之さんのファンのみなさま
回答方法:各人が最も好きな鈴木雅之さんの楽曲をオリジナル3曲・カバー2曲ずつ選定
調査期間:2025年4月11日(金)~ 4月14日(月)
調査場所:「KKBOX」および「auスマートパスプレミアムミュージック」アプリバナーにて
有効回答人数:879人